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「高血圧と言われたら(食生活編2)」
2023/4/25
      

 「今日は何を食べようかな?お肉にする?魚にする?」なんて心をめぐらすうちに、よく「野菜も摂らなきゃ!」となりますよね。メイン料理の具材に混ぜるとか、サラダをつけ合わせるとか、ジュースにして飲むとか、日々の習慣になってる方もいらっしゃるでしょう。野菜はビタミンが豊富だから…むろん、それもあります。でも野菜は、高血圧の予防にだって役立つのです。


 野菜は「食物繊維」の宝庫です。
食物繊維とは食べ物の中の、消化酵素で消化されない物質のこと。そのため摂取しても最後は体外に排出されますが、その過程で、脂質・糖・塩分などを吸着します。前回、塩分の摂り過ぎが高血圧の原因になるとお話ししました。食物繊維はまるで消化器官の掃除機のように働き、塩分の排出を加速してくれるのです!食物繊維は野菜以外にも、海藻、芋、豆、穀類、果物などに含まれています。ちなみに、食物繊維には水溶性と不溶性のものがあり、水溶性のほうが塩分排出にはより効果的だそうです。


 ミネラルについても見てみましょう。
野菜や果物、海藻などに多く含まれる「カリウム」は、腎臓でナトリウムを吸収するのを抑制し、尿への排出を促進します。塩分はナトリウムと塩素の化合物ですから、塩分排出に役立つわけです。また、海藻に豊富な「マグネシウム」は血管を拡張させる働きがあり、牛乳にはカリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれているので高血圧予防にプラスの食品だということは覚えておきましょう。ただ、人体へのミネラルの効果は複雑なので、サプリメントによる過剰摂取には気をつけたいですね。


 また「EPAやDHAで血液サラサラに!」なんて聞いたことありませんか?
「EPA」や「DHA」はアジ、イワシ、サケ、サバなどの青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸の名前です。高血圧の予防に重要なのは、特に「EPA」のほうで、血液の凝固を抑え、血栓を予防する働きがあるということがわかっています。お肉大大大好きな方も、新鮮な魚を食べる日を少し、増やしてみませんか?

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