いきいき血管のための健康情報
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血管を若く保ちましょう
2022/8/16
血管の老化を防ぎ、血管年齢を若く保つためには「内臓脂肪を落とす」が基本です。「内臓脂肪」というのは内臓の周りにある脂肪のことで、この脂肪はエネルギー源ではありますが、増えすぎると病気の原因にもなるため、メタボリックシンドロームの診断基準のひとつにもなっています。内臓脂肪をコントロールするため、毎日の食事に気を配り、適度な運動を心がけたいものです。
食生活で大事なのはバランスです。食べ過ぎず、腹八分目に留める。野菜を十分摂り、肉よりは魚を選ぶように。青魚に多く含まれる「不飽和脂肪酸」は血液の循環を良くする効果があるといわれています。間食や甘いもの、アルコールはほどほどに。日本酒なら1日1合、ビールなら中びん1本(500ml)程度が目安になります。
健康管理のために激しい運動は不要です。気軽に続けられるものを探しましょう。息を弾ませる程度の運動を週3~5日。たとえば、フィットネスバイクや早歩きを30~40分。1万歩程度のウォーキングなど。また、水泳やジョギング、ラジオ体操など、全身の筋肉を使うことで効果も高まります。いつものエレベーターに乗るのを止めて階段を使い、こまめに運動を取り入れるのも良いですね。
2~4週間も続ければ効果が現われますので、手応えを感じたら、現在の体重を10%程度落とすといった目標を決めてみてはどうでしょう。こうした生活スタイルの改善が、血管の老化を防ぐことに繋がるのです。
(出典)「血管年齢を意識する(日本心臓財団)」
https://www.jhf.or.jp/publish/upload_images/Heart_No19.pdf